母の認知症について

認知症

前回の記事で触れましたが、今回は母の認知症について具体的に記載します。

父親が亡くなったのが2020年8月なので、早3年が経とうとしております。
その間、母親は一人生活を送るようになりました。
幸い、弟夫婦は隣の家に住んでいるので見守りという面では安心なのですが、父親がいなくなることで日常的な会話が自ずと減り、生活に張り合いがなくなったこともあり、物忘れがひどくなるとともに、認知症が進んでしまいました。

母の認知症のレベル

現在、母は、何とか一人暮らしはできておりますが、もの忘れが酷く、危なっかしい感じです。
お医者さまからは、一年前に初期のアルツハイマー病との診断をうけており、進行を抑える薬として「ドネペジル塩酸塩OD錠5mg」を毎日一錠服用し続けています。母は、放っておくと服用を忘れるので、弟が毎朝母に薬を持っていき、服用するところまで確認しています。(弟に感謝です。)

ただ、薬を飲んでても認知症は進んでいます。今年ゴールデンウィークに母のいる実家に帰省した際、異常なまでに記憶ができなくなってました。また、父が生きているような感じで話すことがしばしばありました。更に、数年前まで手際よく作れていた料理もおぼつかなくなってます。具体的に、現在の母親の認知症の症状は以下の状況です。

  • 今日一日の過ごした内容を思い出すことができない。
  • 朝昼晩の食事の内容も思い出すことができない。
  • よく財布を無くし、酷い時には一日じゅう探している。
  • 財布が見つからない時は、弟夫婦を疑ったりする。
  • 買い物に行くと大量に購入し、冷蔵庫で多くを腐らせてしまう。
  • ガラケー携帯を購入したが充電の仕方が分からず放置されている。
  • コーヒーメーカーを買い換えたが、日によって使い方を忘れてしまう。

認知症の進行している母への対応

正直、今年5月に帰省した際の母の認知症の状況に、かなりショックを受けました。なんか悲しい気持ちにもなりました。母にはできるだけ、これまでどおりの母でいて欲しいという気持ちが強くなり、次の対応をとっています。

  1. 母に一日の食事の内容をノートに書いてもらう様にしている。
  2. 毎日、娘と一緒に母に電話して1日を振りかえりとクイズをしている。
  3. 脳トレのドリルを買って、母に郵送した。
  4. 普段ヘルメットなしで、自転車に乗ってるので、下記のヘルメットを買いました。(とても気に入っています。)

毎日の電話で分かってきたこと

毎日の電話で話す内容として、ノート内容をもとに、一緒に一日を振り返ってます。
ただ、当初、ノートを記載するのを忘れる頻度が多くて、なかなか振り返りができませんでした。

その都度、ノートに記載する重要性を母に説明して、今では週の半分くらいはメモをしてくれるようになりました。ただ、毎日継続するのは無理な感じがしています。
日によって、認知症の症状に強弱があるような感じがうかがえます。メモできなかった時は、認知症の症状が強くて、メモすることを忘れたり、面倒くさくなったりしているようです。

メモを取らなかった時には、理由を聞いて状況を受け入れた上で、母には認知症の進行を抑えるには努力が必要なので、面倒くさいと思った時こそ、奮起してメモを取るように話しています。

あと、電話の中で、毎回、娘に関する定型質問を8問くらいして、母の記憶状況を確認しています。こちらも、日によって、即答できる日もあれば、トンチンカンな回答をする日があります。ただ、母なりに頭を使って記憶を呼び戻そうとしているので、絶対プラスに働いていると信じて継続しています。質問は、周期的に1、2問入れ替えて、母の頭の新たな記憶領域を使うように心がけています。

ちなみに、脳ドリルは面白いらしく、ほぼほぼ毎日やってるので、あれこれ8冊くらい送っています。

こんな感じで、毎日、母と会話をしながら一喜一憂しております。8月に帰省した際、どんな感じが改めて確認したいと思います。

またレポートします。

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