中田敦彦さんのYouTube大学で、永松茂久さんの著書「人は話し方が9割」を解説している動画を拝見し、たくさんの気づきがあったので備忘録として以下にまとめてみました。
本書では、人に嫌われないためのノウハウが纏められています。特に、拡張話法は大変参考になります。無意識に行えるようになるまで刷り込みたいです。
人は話し方が9割
スキルよりメンタル
嫌われないためには饒舌に話す「スキル」はそれほど必要ではない。人は「メンタル」がやられちゃう場面でに出くわすと、誰しも口下手になる。
だとするならば、話し手が「メンタル」的に心地よく感じる「否定しない」「うなずき徹底」「プラストーク」等 全肯定する環境づくりをしていくことこそが、嫌われないために重要になってくる。
人間の大原則
- 自分に興味がある。
- 自分の事は分かってほしい。認めて欲しい。
- 自分を分かってくれる人が大好き。
上記より、人に好かれる、もしくは人から嫌われない様にするためには、この大原則を満たせば良い。すなわち、話すより聞く力が重要になってくる。
聞く力(拡張話法)について
上記の人間の大原則を充足する聞き方として、拡張話法が有効である。ただし、全員に行う必要はなく、好かれたい人にだけ行えばよい。
<拡張話法>
①感嘆 ×10倍で反応
②反復 オウム返し
③共感
④称賛 ×10倍で反応
⑤質問
※②③④はキーワードリストを作る。
例)さすがですね。そんなの見たことがない。あなたのすることはすごいですね。
※①④を10倍でリアクションするために、顔、声、体全体の表情全体で表す。
自己紹介の正解
自己紹介を求められる場面に出くわすことがあるが、以下の点に留意すると好感をもってもらえる。なぜなら、人は感情の生き物だからである。
- スピーチの冒頭に「感謝」を述べる。
- 例)こういう機会を作ってくれたこと、お集まりいただいたこと
- 自身の経歴,実績より「思い」を伝える。
悩み相談の正解
悩み相談を受けた際に留意する点は以下の2点である。相談者側はアドバイスなんて求めておらず、話を聞いて共感して欲しいのである。なぜなら、人は感情の生き物だからである。
- 悩んでる人にポジティブアドバイスは不要
- 共感、共感ひたすら共感
嫌われないための留意点
- 分け隔てなく丁寧に対応する。特に、自分より弱い立場の人にも丁寧に接する。
- 4Dワード(でも/だって/どうせ/だめ)は使わない。
- 悪口をいわない。悪口を言ってる場面に遭遇したら退席してOK
所感
人はコトバという道具を使って会話しているが、人は感情の生き物である。
それゆえに、人はコトバを使って感情を伝え、分かってもらいたい、認めてもらいたいと思っている。
従って、私自身が敬意を払っている人に対しては、「拡張話法(①感嘆,②反復,③共感,④称賛,⑤質問)」を積極的に取り入れていきたい。
よく正論が人に刺さらない場面を散見する。これは正論だけでは、人の感情を動かすことができないことを物語っている。
会話の本質は、コトバの裏側にかくれている相手の感情を理解し、その感情に共感して敬意を払っていくことにあると理解した。
本書は、いつでも振り返れるよう身近に置いておきたい良書である。
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