コグリンです。今日は、今後のキャリアデザインのヒントとなる記事があったので備忘録として記事にします。具体的には、下記リンクで、キャリアデザインの考え方や行動のポイントについて、キャリア開発の第一人者である、宮城まり子氏が基調講演された記事が紹介になります。
私自身、50歳という年齢を迎え、階層のプラトー(停滞)と仕事のプラトーの両方に直面しており、まさにキャリアを再設計する時に来ている。50歳という年齢であっても、自分のなりたい姿を描きながら、環境に合わせて絶えず「学び直し」を行い、行動に移していくことが重要であることを再認識させられました。
3分割人生からマルチ人生へ
・現役のうちから、定年後になっても社外の組織や社会の中で「いかに自分を生かしていくか」というキャリアの捉え直しが重要になる。
・『LIFE SHIFT』という本が昨年話題になりましたが、その中では長寿化によって人生のステージが多様化することが述べられています。
・これまでは、「学生時代は勉強ばかり」「社会人は仕事ばかり」「定年後は暇ばかり」の3分割の人生だった。しかしこれからは、組織内だけのキャリアを考えるのではなく、現役のときから環境に合わせて絶えず「学び直し」をしながら、マルチ人生の創造の時代になる。
・マルチ人生におけるキーワードは「学び直し」だ。
キャリアデザインのための6つの問いとアプローチ
・キャリアデザインに際しては、次の六つの問いを自分に投げかけてみる。
- 自分はどうありたいのか、何をしたいのか、自分をどう活かしたいのか。それはなぜか。
- 自分は何に興味・関心があるのか、何が好きなのか。それはなぜか。
- 何ができるのか、強み、売り、専門性、付加価値は何か。
- 自分が大切にしたい価値・価値観は何か。人生において何を優先するのか。
- 自分の役割、責任、指名、期待されている事は何か。
- これらをふまえて具体的にやるべきこと、行動、今後に備えて今から準備することは何か。
・キャリアをどうデザインしていくのか。次の三つのアプローチ法がある。
- 現在の担当職務にしっかりと取り組む。
→この仕事からどんな経験・スキル・人脈が得られるのか。 - 3年後・5年後・10年後になりたい自分、やりたいことを具体的にイメージして行動する。
- 会社外で社会的な活動や関心のあることを行う。
→人脈づくりでは、give&giveの精神で接し、相手にとって価値ある自分になろう。
・家庭と会社以外の第3場所を持ち、自分が刺激を受け学びが得られる場所をつくっておくことが大切だ。
キャリアの転機は再設計するチャンス
・キャリアは必ずしも一直線で右上がりにはならない。
・安定したキャリアを積んできても、ゼロから再び新たな仕事をしなくてはならないようなときがある。
・昇進や昇格が停滞するという“階層のプラトー”、業務のやりがいや方向性を見失い停滞するという“仕事のプラトー”といった不安定な時期もあります。
・しかし、このようなキャリアの危機のときには、むしろキャリアを再設計するためのチャンスだと捉え、自分を見つめ直すことが必要です。
・キャリアの転機には、何かが終わり何かが始まる、その中間にニュートラルゾーンがある。このときに大事なことが七つある。
(1)自分で責任と自覚を持って自分のキャリアを管理すること。
(2)転機によって何が変わるのか、その影響は何かを明らかにすること。
(3)思い切って打てるものは何か明確化すること。
(4)転機によって終わるもの失うものは何かを明確化すること。
(5)葛藤や迷いも含めて自分の気持ちをありのまま受容すること。
(6)人脈も含めて、維持・継続するもの、安定しているものを明確化すること。
(7)重要な決断をする時には時間をかけることだ。
・これらの七つを心がけていくと、次に起こす具体的な行動にうまく移行しやすくなります。考えて準備ばかりしていてはダメ。一歩前に出るという行動をとにかく始めてください。『まず行動してごらん、行動して修正していけばいい、キャリアは行動をまず始めることからつくれていく』という言葉もあります。
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